関西と関東からのお客様でしたので、志摩に宿泊予定で予備日を16日としていましたが、台風が沖縄に接近している為 16日よりも15日の方が確実となりました。
前日の予報は午前中は雨 午後より曇り予報 唯一の心配はうねりです。
予報ではうねり 1m〜1.5m 通常ならば心配無い波浪なのですが、今回は台風の影響が気になり昼に浜島に寄り 陸から外洋の様子をチェックです。
全くうねりが入っておらず安心しました。
しかし急変する海の天気油断は出来ません。
15時30分にお客様を近鉄鵜方駅にお迎えに上がり 16時に出港!
サンセットの時間には通常の艇速では早すぎるので、のんびりと英虞湾を湾口に向けゆっくりと進みます。左は志摩半島の先端うねりの心配は無い様です。
志摩半島先端通過 風は4m〜6mですが、海面は0.5mの小さなうねりです。
予定通り 太平洋上の大海原で、エンジンを止め自然の潮の力に流されながら海洋散骨式の始まりです。
ご遺骨については 可能な限り人数分に分けています。
お姉様が先に続いて妹さんが、そっと優しくお父様の新たな船出のお手伝いです。
今回もこの散骨の仕方は資料請求の際に海洋散骨式のDVDをお送りして事前に見て頂き理解して頂いているのですが、予想以上の優しさで感激して頂けました。
風が吹いている場合は 背の高い船では 船上から献花をして花弁が海面に着地する前に飛ばされてバラバラになってしまいます。
ご遺骨同様 献花も花弁を優しく海面に置く事で、花弁がまとまって海面に漂います。
少しすると花弁は ご遺骨を追う様に流れ始めます。
流されて行く花弁を目で追いながらゆっくり献花を続けます。
自然の潮の流れに沿って流れて行く花弁 この時に人工的な演出は一切必要ありません。
お父様の航海の無事を祈り献酒
ご遺骨の飾り花のリースを最後に海面に静かに優しく浮かべます。
今回もオプションのリースをお選びいただきました。
散骨は潮の流れで、東に向いて行っていましたが、西の海面は綺麗なサンセットです。
夕陽を背にして帰港です。
思い続けて2年 やっと私の念願のサンセット海洋散骨式を無事終わらせる事ができました。
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