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2013年7月19日金曜日

蒲郡〜神戸 ヨット回航 2013年7月15日〜17日

長いお付合いの ヨットレースチームの CHOVE CHUVA より レース後の回航メンバーが足らないとの事で依頼がありました。
チームの一員で、私の船の係留地にヨットを係留している 柴原氏と二人の回航となりました。


7月13〜15日に蒲郡のラグーナマリーナで開催されていた 全日本ミドルボート選手権 の終わる頃にラグーナマリーナに到着


前日迄 総合暫定成績1位でしたが、惜しくも結果は2位の大健闘でした。
チームCHOVE CHUVAは 以前は三重県津をホームポートとしていましたが、現在は新西宮ヨットハーバー(KYC) をホームポートとしてヨットレース活動をしています。


回航するヨットは X-35 このヨットは 国内と世界各地にワンデザインクラス協会も設立されています。http://www.x-35.jp/#
ワンデザインクラスが設立されている艇種は少なく 完成度が高くバランスのとれたヨットの証明でもあります。


17時出港予定をしていましたが、日が変わる迄は10m以上の風が吹く予報でしたので、レースの打ち上げに途中迄参加して ハーバーに戻ると風も弱まっていたので、18時30分に出港!
約220マイル(海里)先の新西宮ヨットハーバーを目指しました。
平均艇速度6kt 約36時間 17日の午前6時着を予定 少し遅くなっても日の暮れる夕方迄には到着出来る予定です。



志摩沖に到達したのは 午前2時 渥美半島の伊良湖手前から志摩迄は 予想通り良く吹かれました!  向かい風でなかったのが救いでした。
ここから先 潮岬迄は 電話の電波も届かなくなります。
ソフトバンクは特に海上では弱い こんな時はドコモが欲しくなります。



潮岬通過は 13時55分 志摩沖から12時間 逆潮もあり中々艇速が伸びませんでした。


荒れる事の多い潮岬  追手の風もあり楽に通過できました。


白浜を通り過ぎたあたりで、日暮れ時間です。


陽が沈むに連れて赤が強くなって行きます!


陽が落ちてから 海面が赤く染まり始めました!



最高に染まった瞬間 !   



こんな時の為にカメラを持って来たのですが、操船中の為iPhoneで我慢。


日が変わった頃に 和歌山市沖を通過


残り19.7NM  約3時間半で到着予定と判断しました。


西宮の夜明け


無事 6時30分に到着 予定通り36時間の全行程でした!

長距離のヨットの回航は何度も経験があるのですが、完全レース仕様のこの艇には クルージングなどには必需のオートパイロット(自動操縦装置)が装備されていません。
舵の効き具合も クルージング艇と違い敏感すぎる程 iPhoneを操作する為に体をラット(舵)に押さえつけていても 瞬時に向きが変わってしまいますので、全く手が離せません!!


座りながら操船する事もあるのですが、大部分はこの体勢のまま交代しながらの操船になりますので、非常に腰に負担の掛かる回航でしたが、2011年に行った 広島〜志摩迄の回航に比べたら 風向き・天候にも恵まれた楽?  な回航でした。

広島〜志摩回航の様子は下記の記事順にご覧下さい。


ヨットを安全・無事にホームポートに回航する事も 海洋散骨でお客様を安全にお乗せする事に大変役立っている事は間違いありません。

2012年4月29日日曜日

久々のセーリング

4月27日久々のセーリングをしました。

友人の冒険家 石川仁氏が、最終目的の葦船による太平洋横断の始まりとして ヨットによる太平洋横断の前に 千葉の館山を4月8日に出港して日本一周を始めました。
館山→伊豆大島→伊豆下田→御前崎→佐久島→大王崎→志摩の私のホームポートに寄港です。
昨年広島〜志摩迄 購入したヨットの回航をお手伝いしました。
回航の様子は下記の記事順にご覧下さい。
http://simakaisou.blogspot.jp/2011/08/blog-post_07.html
http://simakaisou.blogspot.jp/2011/08/blog-post_16.html
http://simakaisou.blogspot.jp/2011/08/blog-post_17.html
http://simakaisou.blogspot.jp/2011/08/mio-marina.html
http://simakaisou.blogspot.jp/2011/08/mio-marina_22.html
http://simakaisou.blogspot.jp/2011/08/blog-post_25.html

石川仁氏は 志摩迄回航の後 一ヶ月滞在をして千葉の館山にシングルハンドで回航して行きました。

昨年の志摩滞在時はまだまだ セーリングを覚える段階ではなくヨットに慣れる事が主で、こちらも教えられる時間がなかなかありませんでした。

教えられる限られた日は一日限り!   セーリングの他に海・陸からの釣も教えなければなりません。
当日早朝の風予報は10m前後の風 !  強風時の走らせ方を教えたかった私には絶好の日となりました。
 午後には風が弱まってしまうので、午前2時30分自宅を出発 志摩には5時30分到着 直ぐに出港です。


湾の中はまだまだ余裕です。


湾口に近付くにつれて風も強くなり13m程度の風です。風が強くなり傾きが限界になればヨットは風の受ける帆を小さくして対応します。フルセールでの限界を教えるには好都合の風です。
年式の古い船は船形から直ぐにヒール(船が傾く)しやすいのですが、そこから堪えます。
初めての25°〜35°の傾きに緊張気味です。


全て口頭で説明するのは不可能なので、私が操船して動きを目で見て覚えてもらいます。
コレだけは 長年ヨットに乗っていても 1人で操船する事を常に考えて実際に帆走してこなければ教えられないコツがあります。


前の帆を吊り上げている金具が外れたので、修理の為にはマストTOPに上がらなければならず 外海での講習はこれで終了です。



ボートと違いヨットはエンジンが動かなくなっても 風があれば自力で帰港出来るのが最大の安全で利点です。
日本一周の間にはこんなトラブルも発生すると予測しますので、風があったので、マリーナ迄セーリングで帰る事を目標としました。
志摩の英虞湾の奥は真珠筏が沢山浮かんでいますが、その中をすり抜けて帆走する練習です。


万が一の緊急回避の為 エンジンを掛けての練習が良いのですが、私が大丈夫と判断した事と仁さんによりプレッシャーを与える為にエンジンストップで延々と行いました。
今迄 見た事も無い真剣な表情です!

マリーナの手前の狭い航路は風向きが悪く帆走は断念 マリーナの前で再び帆走で着岸予定でしたが、私の伝え方が悪かったのか着岸直前でエンジンをバックに入れられスピードが落ち失敗(w_-; ウゥ・・
そのままならば 確実に成功していましたが、帆走だけで着岸した経験にはなったと思います。帆走で着岸経験の有る方は 経験者でも少ない事を考えれば、これだけでも今後の自信と安心につながると信じています。


マリーナでマストに上がって 帆を上げる金具の修理です。


後に 私が毎年大晦日から海上安全祈願に訪れている 青峰山 正福寺に行きました。


日本一周の祈願です。


鐘を一撞きさせて下さいとお願いしたら 了承していただけたので、帰り際に海上安全を祈願して一撞き!!  最後迄鐘の音を楽しみます。


マリーナに戻り 私の船で海からの釣を教える為に 仁さんに会いに訪れた美女も乗せて17時に出港です。


日没迄 時間が少なく遠くのポイント迄は行けずに近場でしたので、釣果は0でしたがルアーの動かし方は最低限伝える事が出来ました。
マリーナに戻り 夕飯を食べ近くの浜島港で今度は陸からの釣の練習 これも釣果は0でしたが、ルアー釣は投げ方も最初は上手く行きません。
私がルアー釣を薦めているのは 餌釣ばかりしていると泊地毎に餌屋さん探しから始まり餌が無ければ釣ができません。
餌を買っても全て使い切る事はほとんどありませんから財布にも優しい事になります。

志摩を出たのは0時でした。
睡魔に勝てず高速のパーキングで仮眠 疲れましたが、自分が一日で伝えたい事が伝えられた満足な一日でした!!   

2011年10月13日木曜日

ボートの方には特にお薦め「ノイズキャンセリングヘッドフォン」!!

ボートに長時間乗っていて疲れる原因は 波やうねりからの揺れの他にエンジン音があります。

エンジン音における疲労軽減にお薦めなのが、「ノイズキャンセリングヘッドフォン」になります。
このヘッドフォンは ヘリコプターを含め飛行機のパイロット・宇宙飛行士など雑音の大きな環境で仕事をされる方の為に開発されました。
周囲の雑音をきれいに消す事のできるヘッドフォンですから 長時間の新幹線・飛行機に乗られる方にもお勧めできます。

原理は 周囲の雑音をマイクで拾いその音の逆位相の音波を出す事により雑音を消す原理となります。

TVの音・人の声は定常的な音ではありませんので、カットはされません。
仕事の時にも装着感が嫌でなければ集中力も増し効率も上がります。

代表的な一番の評価の高い製品は SONY MDR-NC600Dとなりますが、価格も¥49.350円と高価になります。


電車等では ヘッドフォンタイプよりもイヤフォンタイプの方が大げさでなく良いかもしれません。 SONY MDR-NC100Dとなりますが、価格も¥18.375円です。





低価格商品もありますが、消音能力は当然劣ります。参考に SONY MDR-NC33 ¥9.975円



乗り物等の雑音が気になる方は一度試してみる価値はあるかと思います。

2011年9月20日火曜日

台風15号が接近する前に豪雨です!!

名古屋は昨夜から特に午前中は豪雨になっています。
豪雨により、私が住んでいる緑区と南区の間を流れる天白川と下流で天白川に合流する扇川の水位が上がり 避難判断水位(3.9m)を超え最高で氾濫危険水位(6.2m)迄35cmとなりました。
川から自宅迄は駅では3駅離れているのですが、万が一氾濫すると低い場所は浸水の恐れからか近所の小学校でも学校待機となり保護者の同伴帰宅との事でしたので、雨の為車で迎えに行く母親が多くそれだけで道が渋滞です。
夕方には小雨になり水位は3.5m迄下がり上流も名古屋市内の短い川なので、台風が通過する迄は油断出来ませんが、とりあえず一安心です。

私は20年前迄は南区に住んでいました。天白川の横でしたので、親や祖父から伊勢湾台風の時の話を聞き 台風時には川の状況を確認して氾濫を恐れながら暮らしてきました。
現在の住まいは緑区の高い場所なので、浸水の恐怖が無くなった事をありがたく感じます。

台風が来る度に私には住まいの他に船の心配もあります。
今はボートになりましたが、23歳の時からヨットを始め27年間台風の度に台風対策をしています。
台風対策がされていない船の舫が切れ沈められた悔しい経験もあります!!
今回の紀伊半島から伊勢湾・三河湾を抜ける台風の進路は 過去を振り返ると必ず東海地区のマリーナや船に大きな被害がありました。
2009年の志摩から三河湾に抜けた台風は東海地方だけで無く 遠くの関東地方の外洋に面して防波堤に守られたマリーナに大きな被害をもたらしました。








船の泊地選びは 愛艇を守るにはとても重要な事です!!
ウネリの入る可能性のある泊地は 日頃は美しい桟橋も絶えず上下し繋いでいる船も上下しますので、船に相当な負荷が掛かり続けます。
ウネリの入る場所では海面にアンカー等で係留されている船の方が、桟橋の揺れによる余分な負荷が掛からないので、台風時には船に優しい係留方法かもしれません。
現在の泊地は英虞湾の奥で、台風時もウネリが入ってきませんので桟橋が急激に揺れる事も無くなりました。以前係留していた四日市の海上係留に比べると安心感が全く違います。

今回の台風は日本近海で、今日も発達している事に驚きます!!
海水温が高いので発達する事ができるのですが、これも地球温暖化の影響と思います。
日本近海で急激に発達する台風!! 今後も増加する嫌な予感です。

台風進路予測は気象庁米海軍をチェックしています。
夕方に米海軍の予測が、東偏して御前崎近辺への上陸予測になっています。


進路予測が東編する事は名古屋在住の私にとっては安心なのですが、関東地区はより危険度が増します。
その先には福島原発もあります!!  除染になれば良いのですが、拡散が心配です。

私は今回の台風の進路は数年ぶりに怖くてたまりません!!
台風の進路の東側にお住まいの方は くれぐれもご注意下さい。

米海軍(JTWC)の予測は下記ご覧下さい。
http://www.usno.navy.mil/JTWC/

2011年9月7日水曜日

水の事故

すっかり秋の気配になりましたね

今年の夏も残念ながら 海・川で、多くの尊い命が失われて行きました。
この亡くなられた大部分は 海・川の怖さを知らない・感じる事の出来なかった方と思います。怖さを知っていても・感じていても自然相手ですので死に至る事もありますが、確率は格段の差がある様に思います。

山でも川でも海でも ◯◯教室・◯◯キャンプ場等のお手軽に楽しませてくれる施設に人気が高まります。経営的に楽しんでもらわないと集客が上がらない事は理解できるのですが、出来ないのに出来ると思わせ楽しませることは アウトドアの世界では最も罪な行為と思います。


自然は人を癒してくれて元気をくれる力がありますが、力が有る程危険な力も大きくなります。危ない遊び程楽しいとはこの事からも理解ができてしまいます。
山・川・海の自然を人間の都合で壊して来た事と同じで、言葉や行為で自然の危険な力を過小的に伝える事は自然を壊し事故を増やし続ける原因と思います。

私の子供の頃は夏は川で遊んだりと 自然と遊びながら自然から知恵を得る事ができましたが、近年は危険な箇所は立ち入り禁止!! 遊べる場所はしっかり管理された自然の中で、自然から知識が得られない場所ばかりですから、楽しさばかりで自然の恐怖・偉大さは学ぶ事ができません。
何とか子供の頃から危険を排除して楽しさを伝えるから 人間は自然に行って自然から学ばなければいけない事を前提とした教育を行う事が、環境問題を含め重要と考えます。

危険を教えないで楽しさだけを教えるレジャー 危険を教えないで利点ばかり伝えた原発問題やっている事は何故か同じに思えてしまいます。

2011年8月25日木曜日

ヨットの回航 広島〜志摩 鳴門〜志摩編

13日AM5:30 やっと工程の半分迄進みました。


ノンストップで約30時間!! 14日の昼頃には到着出来る予想です。
後は体力勝負となり 続かなければ夕方には紀伊半島の数日間ヨットを係留出来る場所を探さなければなりません。

鳴門の潮待ちの漁船と日出です。


鳴門海峡は潮が動き出すと9ノット前後の潮流が発生しますので、本船を含め潮を考慮して航行します。潮止りは7時なので、6時頃に漁船が走り出したので試してみましたが、パワーの無いヨットではスロット前開でも前に進みません!!  大潮なので流れも早くまだ6ノットの流れがあります。
潮待ちの途中で流れの中を走ってみました。




小さな渦が出来たり消えたりしています。水面全体が盛り上がったりこんな海面は初めて体験しました。



7時になっても潮が転流しないので、流れが多少穏やかな鳴門海峡の横の小鳴門と呼ばれる水路に行きましたが入口が凄い流れで突破出来ず!!



7時30分 スロットは前開なのですが、なかなか前に進みません。流れに抵抗しながら微速で大鳴門橋を通過です。


やっと広大な住み慣れた?? 太平洋に出る事が出来ました!!
開放感で疲れも吹っ飛びました。後30時間の天候の予想は穏やかなので、睡魔との戦いになります。

ヨットの仲間から疲れていたら周参見に入ったら??  ヨットも短期間ならば係留出来る場所もあるし美味しい鰹が食べられるとの事!!
まだ昼を過ぎたばかり止まる事は出来ません!! 曳き漁をしている漁船を発見したので、仕掛けを流します!!


入れて直ぐに鰹ゲット!!  この早さに仁氏も驚きです。


連続で鰹3本 次にシイラをゲット


シイラの新鮮な肝は最高に美味と共に 海の上では貴重なビタミンBです!!


日に干して うまみ成分を引き出します!!


南紀白浜の手前で日暮れとなりました。これで二晩目のオーバーナイト決定です。
後は明日の昼に志摩に到着するぞ!! との気力で睡魔との勝負となります。

日が暮れトラブル発生です!!
エンジンの給水部分のホースが破損です。岸寄りでしたので、エンジンを止め水の流出を止めます。セールを上げ沖に逃げながら修理をするのですが、前部のセールはドラムをロープで回転させて巻き取りする仕様になっていて 最初から少し重すぎると思っていたのですが、肝心な時に引いても回りません!!  船首に行き無理矢理回してセールを広げました。
夜間は陸の光る物が異様に近く感じる事もあり焦りました。
ホースはこんな事もあろうかと購入しておいて正解でした。無事に修理完了!!

潮の流れも今迄の逆潮と違い追い潮に変わりましたので、潮岬に予定より早く23時に到達できましたが、黒潮が近くを通る事とうねりも出始め岸からの跳ね返りの波で三角波になっています。風も急に強くなり2時間の間左右ともみくちゃにされながらの通過です。

通過後は志摩迄一直線です。
潮に助けられ9ノットで夜明け迄は知る事ができましたが、だんだん逆潮になり低速が伸びません。
風向きも良くなったので、前の帆を上げようとしましたが、固くて回りません。アルミ製の回転するドラム部分のパーツが電触によってすでにボロボロになっていて割れてしまいました。
睡魔も絶好調ですがなんとか乗り切り13時30分に志摩に無事到着しました。




回航のヨットの紹介


ヤマハ スカンピ30 30年以上前の古いヨットです。

1969年ヨーロッパハーフトンカップ(全長30フイートクラスのワールドカップ)に初めて出場して優勝し 70年には1.2位を占め 71年も優勝 2.3位も同型艇で上位を独占し世界的に注目された名艇といわれるヨットです。
国内ではヤマハがライセンスを取得して建造していました。
強風には特に強く 強風のスカンピとも呼ばれています。

冒険家 石川仁氏はこの艇で太平洋横断を目指します。
9月の一ヶ月間 志摩に滞在して整備・セーリング練習をし シングルハンドで、9月末には地元千葉に向かう予定です。
私の役目は この回航と9月末の千葉に向けての出港まで、整備・セーリングのアドバイスをする事です。

今回は多くのトラブルに合いましたが、事前に点検してパーツ交換していれば起らなかったトラブルから経年劣化によって何時かは起ったトラブルが発生した等色々なパターンでした。当初車を購入する様な気楽な気分だった仁氏ですが、度重なるトラブルで少々落ち込んでおります。しかしこれからヨットで太平洋を渡ることに対する海の神様の軽い洗礼と思っています。
しかしこれからが大変です!!  太平洋を安全に航行する為には 古い艇だけに自身で行うには経験上整備だけでも大変な労力とお金が掛かります。しかし整備が万全でなければ今度は海の神様の重い洗礼が待っています!!

2011年8月22日月曜日

ヨットの回航 広島〜志摩 MIO MARINA〜鳴門編

12日の朝は一番にファンベルト探しから始まりました。
早朝から出港したいのですが、このままですと発電出来ない状態で走りきらないといけません。夜間航行も考えると航海灯がネックなのですが、私が持ち込んだ緊急備品に乾電池式の航海灯がありますので、夜間の航行はとりあえずクリアです。しかし猛暑の中冷蔵庫・冷凍庫が使えないのは辛い事です。
盆休みに入っているので部品待ちで盆開け迄ここに係留しておいてもここは香川県!! 一時帰るにも再度戻ってくる時間・費用を考えても大変な事です
後半に無理が生じるのは覚悟して修理に今日一日ベストを尽くす事にしました。

昨日のファンベルト切れの症状で、ダイナモが異様に熱い事から発熱によってとも考えているのですが、とりあえずはファンベルトです。マリーナの整備に行ってファンベルトの在庫を聞いたのですが、合うサイズはありません。
昨日の最初に切れたファンベルトとスペアのファンベルトを比べると巾がスペアの方が巾が小さくプリーの溝に食い込みやすく切れた可能性も有りますので、巾の広い物を探さなければなりません。
近くに金物店とマリンエンジン整備の会社があるとの事で、マリーナで自転車を借り出掛けたところ 運良くマリンエンジン整備の会社が営業しておりファンベルトをゲット 万が一の為昨日破損した給水の純正ではないですが、ゴムホースも購入出来ました。
ファンベルトを取付試験です。回転数を通常回転数迄上げて数分後にまた切れました!!
ダイナモを外しマリンエンジン整備の会社に持ち込み確認してもらいましたが回転は重く無く大丈夫と持ち帰りました。
ファンベルトが張り過ぎではないかとの事ですが、過去何度も取替経験があるので、そんなはずはありません。再度取付け試験するとまた切れました。
時間があるとの事で船迄確認に来てもらい原因は 予想通りダイナモの発熱!!
なんだかんだしているうちに、昼になってしまいました。
運良くサイズの合うダイナモの在庫が有り出港できたのは15時でした。


このトラブルで12時間以上の時間のロスです。14日の夕方迄に志摩に到着しないと 仁氏が15日の熊野の葦船の行事に間に合いません!!  このまま走り続ければ可能と早くもタイムリミットになってしまいました。早朝の鳴門の潮止りを目指して走ります。

日暮れ前 瀬戸大橋が確認できました。



瀬戸大橋と月です。


瀬戸内海は航路を外れると浅い所もあるとの事で、大型の本船と同じく航路を走ります。
航路ブイに沿って走るだけなので、想像以上に楽ですが本船がすぐ横を追い抜いて行ったり漁船が多く横切ったりして航海灯の見える色によって相手の進路を判断しないといけないので、注意は必要です!!

予定通り夜明けと同時に鳴門に到着です。
鳴門の日出です。海面がざわついているのは潮の流れとなります。


7時の潮止り迄潮待ちです。6時頃には潮が緩んで進めると予想をしています。

2011年8月19日金曜日

ヨットの回航 広島〜志摩 広島〜MIO MARINA編

海峡の潮の時間から仮眠を諦め 11日1時30分に出航しました。
具合の解らないヨット・初めての夜間の海面は不安で一杯です。
大潮で潮の流れは強いのですが、満月の夜間は視界も良くこれだけが救いです。
予め海図に記した角度通りにヨットを走らせます。
何度も走った伊勢湾・太平洋ならば本船・流木等の浮遊物を注意するだで、夏の夜間航行は昼間よりも涼しく快適なのですが、此処は瀬戸内海気が抜けません!!



音戸ノ瀬戸を目指します。途中通常大きな網には角に点滅するブイが設置されているのですが、小さな網・筏には設置されていません!!  途中二カ所直前で発見して進路変更をしてセーフでした。満月の夜で助かりました!! 闇夜ならばアウトだったかもしれません。
水路の入口は海図から確認しても島が重なり遠方からでは目印の灯台は見えません。
海図を信じて陸地方向に進む事になります。
音戸ノ瀬戸を無事通過して一時間程で夜明けとなりました。


予定通り来島海峡の北側の水路を順調に通過 海面も一気に広がりましたので、前のセールを広げました。


冒険家 石川仁氏もご満悦です。


順調だった航海がここでトラブル発生!!
キャビンの中を見たら プール状態で底板がプカプカ浮いています。
船の中に水が浸入する事は一番怖い事です!!
最初にプロペラのシャフトが船体を貫通している部分を疑いましたが、原因はエンジンの冷却するゴムホースの破裂でした。完全に劣化からです。中古艇は高い部品ではありませんので取替ておく必要が有る品です。私が業者ならば取り替えておく部品なのですが・・・・
スペアパーツは載っていませんので、とりあえずエンジンを止め流されながら考えます
エンジンを停めていれば入水は止まります。流されて危険ならばセールで走れば良いだけです。ここがヨットの安心な所です。
とりあえずエンジンの他のホースの余裕がありましたので、カットして応急処置をしました。次に水を出さなければなりません。ヨットに排水用のポンプは電動・手動と付いているのですが、電動が調子良くありませんので緊急用にと持って来た電動ポンプで排水しました。電動ポンプで排水出来ない箇所では同じく持って来た手動ポンプで排水です。
早くも私が持って来た備品が役に立ってしまいました!!

修理後は快適に距離を稼ぐ為に エンジンと帆で順調に進みます。


一時間程で またもやトラブル発生!!
次はファンベルトが切れました。予備のファンベルトは確認済みでしたので即交換しました。切れたファンベルトを確認すると細かな亀裂が入っていてすでに劣化している物でした。
後に2時間後に再度ファンベルトが切れました。
このファンベルトはダイナモを回す役目で、発電だけ出来なくなる事になります。
最初の予定では漁港に停泊予定でしたが、進路から遠くなりますがファンベルトを入手しやすいと考え MIO MARINAに予定を変更しました。
マリーナに電話でファンベルトの確認をしたところ純正は在庫無しとの返答でしたが、とりあえず発電できないとなると夜間航行の為の灯火だけでバッテリーを消費してしまいます。
万が一の為に乾電池で灯火可能な臨時航海灯を持って来ているので、これを使えばバッテリーを消費する事は無いのですが、航海は始まったばかりなので焦らずとりあえずマリーナに入港しました。
入港した時刻は18時過ぎ マリーナの全ての業務は終了した後でした。


桟橋には陸電・水が完備された立派なマリーナですが、施設全て施錠されていて身動きがとれません。陸電から電源を取出したいのですが、形状が特殊なので使う事ができません。バッテリーで冷蔵庫も動かす事が出来ずキャビンの扇風機も使えません!!
暑くて寝る事が出来ないので、桟橋にキャビンのマットを敷いて寝ていると3時に凄い雨で起こされました。そのまま夜間航行していなくて正解だったかもしれません。
施設内はめずらしく外部にドリンクの自販機もありません!!  我慢して常温の飲み物で我慢です。