無事に事故も無く 一年を過ごす事ができました。
今年は 浜松終活フェアー・名古屋終活フェアーで、海洋散骨相談コーナーを担当させていただきました。
相談内容は ズバリの海洋散骨の事では無く お骨の行方の相談から始まるのが実情でした。
海洋散骨は 旅客船業なのですが、葬送業の一部と考え自分なりに日々考えております。
11月に父が亡くなり 考えさせられる事も多くありました。
昨年の12月28日に具合が悪くなり緊急入院 年明け迄持たないかもしれないと医師に告げられましたが、体調も良くなりリハビリも続け無事春に退院して 酸素吸入器は手放せない体でしたが、自ら車を運転して外出出来る迄になりました。
そんな事から 父は感謝の気持で、亡くなった時は解剖を認めると 担当医に告げました。
死亡診断を終えた後に 医師より解剖許可の打診が有り 父の遺志を尊重し用紙にサインしました。
医師の説明は 「今から冷蔵庫に朝迄保管して 明日の朝より解剖を始めて12時にお引き渡しになります。」 冷静ではない状況で、聞き流してしまう方も多いかもしれません。
故人を全く尊重していない この優しさの無い言葉に 憤慨して怒鳴りつけたかったのですが、母の手前 引渡しの時に冷静に話をさせて頂こうと怒りを腹の中に納めました。
こちらが、死亡解明の解剖を依頼した訳ではないのですから、最低でも「ご遺族に代わり朝迄私達が大切に預からせて頂きます。」の言葉は必要と思います。
翌日 30分前の11時30分に到着 終わりは13時になると告げられ急いで搬送の時間変更を変更
お寺様は自宅に15時お願いしているので、1時間遅れはなんとか間に合う時間です。
先に昼食を済ませ 12時30分に霊安室横の狭い暗い待合室に案内されました。
ここで再度 13時に解剖が終わり処置が終わる時間は13時30分との事 お寺様に連絡して1時間遅らせ 搬送は到着済みなので、理由を説明して待って頂く事にしました。
13時30分を過ぎても案内が無く 40分頃にガシャガシャと搬送用のストレッチャーの音が響きました。それでも案内が無いので、そっと扉を開けて通路を覗くと 霊安室横の処置室に搬送の方とストレッチャーが入り込んでいました。
瞬間に 今年一番の大声で、「引渡し前に何で搬送のストレッチャーが入っているんだ!!」と叫んでいました!
普通は霊安室で病院から遺族に引渡し後 搬送に引渡しが、通常と思うのですが、結果は搬送車の前での引渡しとなりました。
医師からの最初の言葉は解剖結果 全くわかっておりません!!
私から最後に医師に伝えました。「今回の解剖は結果を知りたくて 父も私達もお願いした訳ではありません。2回も元気に家に戻れた父から 病院では無く貴方への感謝の気持が解剖許可となっています。冷蔵庫に保管の言葉から始まり 最後はこの結果 今回貴方から父への感謝の気持は何処にあるのか? 病院は用紙にサインをもらえば物扱いなのか?
私は貴方の行った事は 一生忘れない!! 貴方達がかわってもらわなければ、同じ思いをされる方が増え続ける。」
母が病院から手渡された白い包みには ご香典が入っておりましたが、葬儀が終わった当日の夜 病院に出向き 優しく看護して頂いた看護士様達に感謝の言葉を伝え 今回の扱いでは拒否しますので、先生にお返し下さいと返却しました。
その後 後日解剖結果をお知らせしますと伝えた 医師からも何も連絡がありません。
この小さな抵抗は 担当だけでもみ消されてしまって上には伝わっていないかと思いますが、少しの看護士様に私の気持が伝われば、良いかと考えております。
火葬場でも問題発生! この事は後日UPさせていただきます。
父の死から学んだ問題点 一般の方が見過ごしてしまう事も見えてしまう事は 葬送業の一部としての お客様の視点に立って海洋散骨を行わなければならないとの試練かもしれません。
今年一年ありがとうございました。
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