2010年11月9日火曜日

葦船プロジェクト 未練に満ちた最後の帆走

11月6日最後航海 入港式の日です。
当初入港日の日には何かトラブルでも有ったら入港を準備・待っている方達に迷惑がかかる事を考慮して曳航での入港を予定していましたが、昨日の帆走感動し自信を持ったスタッフ達は残った少ない時間でも帆走したいとの願いから朝7時からの出航です。
やはり名古屋港の出航から二日目の三時間遅れの出航が悔やまれます!!  三時間遅れの為通常でも浅い川の水深が干潮時刻となってしまい 葦船・こちらの伴走艇も国道23号線の橋を越え葦船のマストを立てる時に座礁してしまいました。葦船は舵を横向きにして先にクリアしましたが、こちらはそんな簡単には抜け出せません!!底は砂地なので無理矢理エンジンパワーで抜け出そうと試みましたが不可能です。干潮時間を過ぎた時に座礁地点から目視可能な水門の奥には知合いの大橋造船があるので、連絡した所助けに来てくれました。どちらもフルパワーで無理矢理の脱出です!!
船底・プロペラには汚れ防止塗料が塗ってあり8月に上架し船底整備して一年は大丈夫なのですが、この座礁で確実にはがれ落ちてしまっています 3ヶ月しか経っていないのにまた船底整備 痛い出費です!!
2日目の帆走はこちらが座礁から抜け出せない間の1時間の帆走だけです。予定通り出航していれば4時間以上の帆走が出来たでしょうね

前日と同様パドルでの出航です。
途中は航路がクランクしている為曳航して沖に出ました。
風が弱く帆走出来るかな?でしたが、風の通りやすい河口付近は予想通り風が有りどうにか帆走です。こちらから眺めていても帆走を止めたく無い少しでも長く船上で過ごしたい皆の気持が伝わってきます!!





時間ですよ!! あともう少し!! を繰り返しほんとにギリギリ迄帆走しました。
心の中では このまま入港式を無視して鳥羽を抜け太平洋迄行ってほしいと思いながらの もう限界です!!終了です!!の声かけは苦しいものです。

やはり曳航姿は 不審船を拿捕した様で葦船には似合いませんが動力を持たない為しかたありません。



入港式の桟橋手前で 曳航ロープを放ちました。これで私の任務は終了です。

2010年11月7日日曜日

葦船プロジェクト 本気の帆走

11月5日一日前のダラダラした出航前の空気とは全く違い早朝6時過ぎより帆の上げ下げの練習から始まりました。
CBCテレビさんから依頼されていた為 動画撮影中心で写真を撮る余裕はありません!!

出航方法は曳航してしまうとクルーのモチベーションが下がってしまいますので、早朝のマリーナへの入港も無いだろうとの予測から手漕での出航を勧め 仁キャプテンより決定が下されれました。
今日が最後の帆走のチャンスで、私は心の中で今日だけは入港予定地の到着日暮れギリギリ迄曳航を拒否して放置作戦で行こうと決めていましたので、一人でも多く葦船に乗ってすばらしい帆走を体験して頂きたい願いより 毎回お願いしてあった曳航の為の予備人員を拒否してでの散骨艇による監視・曳航業務となりました。

なんとか入船もなくマリーナの入口の堤防迄手漕ぎで到着後を上げました。

風向は幸運にも目的地伊勢に向かって吹いていました。
風は風速4m 重い葦船は走り出し迄時間がかかります。この時点では中間の松坂沖位迄は帆走かなと予測しました。

なんとか津の日本鋼管を過ぎたあたりから風速が6mに上がり2.5ノットに艇速が上がってきました。
こちらは大変です!! 操船しながらの動画撮影 

朝の予測を上回る快走伊勢に向かいます。
曳航予定時間もキャプテン仁氏の希望で1時間遅らせ伊勢の沖自走でたどり着きました。
これが本来の姿です。日数の制限が有る中での一番有意義な一日でした。

帆を上げての姿はまさしく帆船です。

これで葦船満足な一日だったでしょう!!

2010年11月4日木曜日

葦船プロジェクト船好きの独り言

葦船は昨日名古屋港にて無事出港式を済ませ 昨日は桑名泊今日は津ヨットハーバーに事故・怪我も無く無事到達致しました。
葦船の名古屋港でのセイリングポテンシャルはヨットレースを経験している私もビックリです。古代の船が3ノットで走り 帆掛け船がそこそこ横からの風に対応しているのは想像を絶しました。偶然バランスが良かったのか? スキッパー石川仁氏のが良かったのか? おまけに他のクルーは全てセーリング未経験者 桑名到着後話を聞くと石川仁氏もビックリとの事でした。


出航してから2日 えびす町内会の陸の上の意気込みが、海の経験が全く無いのでしょうがないのですが葦船に乗せられてしまっている。葦船を乗りこなそう 労ろうとする意気込みが感じられません!!
自分達で製作した船が海に浮かんで満足!! 乗せられて満足!! 伊勢迄行けば曳航されても満足!! 伊勢の神社港から陸に上がれば元気なお祭り集団に変身すると思いますが?  イベントですから新聞・テレビに大きく取り上げられ名古屋港・桑名でも多くの方から激励を頂きました。何かが足りません!!
進水が成功した時 石川仁氏はこれで葦船が生まれたと言いました。
葦船の寿命は徐々に水分が含まれわずか半年と聞きます。船にしては短い命です!!
葦船は10月25日に生まれ今日で生後11日目です。後2日で神社港に行けば役目は終了です!!
えびす町内会 代表 佐藤練氏に以前に葦船の行く先はどこかに寄付すると聞いていたので、再度伺ったのですが、最終的に消却し灰を伊勢神宮にとの事でした。


名古屋港での葦船の帆走姿が頭に焼き付いてしまっています!! 後2日の命!!
葦船を造船したのはえびす町内会と葦船に携わった葦船を愛しているボランティアの人達
なんとか生みっぱなし!! では無く
後二日乗せられるのでは無くせめて葦船が悔いの残らない様に乗りこなしてほしいと願います。


できればなんとか生き続ける道は無いものでしょうか? 


船好きの独り言でした。

2010年11月2日火曜日

葦船プロジェクトマスト艤装編

11月1日満潮の午後2時に船を浮かべる前にマスト艤装が始まりました。
7人掛りで、ひとまず船の上迄運びます。
まず始めにマストトップのロープを船首の元部分に結びます。
後に船上と両外側でマストを引上げます。
引上げ後マストを持ち上げマストベースに差込ます。
マストベースはこのようになっています。

次にマストを帆に風が入る垂直になる様に少し後方に傾斜させてセッティングです。
ベストな位置は一度帆走させてから決めなければなりませんので、傾斜角は長年の経験仁さん感覚で決められました。
仁さんが見本を見せてから 次にマスト後方の左右6本 マスト前方左右2本 計8本のロープをテンションをかけて固定します。


完成です。
無事に海面に浮かびました。マストが立ったので前よりも堂々した帆船の風格が漂います!!
海面に無事浮かび伴走艇の後ろのベンチで一時の休息の2人 カムナ葦船プロジェクト代表 石川仁氏とエビス町内会代表 佐藤練氏
葦船と弊社の散骨艇(伴走艇)のツーショットです。
伊勢の港迄は離れられない間柄になってしまいました。
私は日暮れ迄 曳航時のロープの準備・救命備品等の整理でした。
ゆったりと流れる夕暮れの綺麗な光の中で素人ながら写真を数点
各部分のカットなので詳細な構造等理解頂けると思います。


You TubeにムービーUPしておりますので、ご覧下さい。



2010年11月1日月曜日

葦船プロジェクト上架チェック・舵製作編

10月30日台風の影響も無く安心していましたが、午後より泊地にチエックに行きました。
弊社の船は浮き船台の反対側に移動されて反対側にはスチール船が避難していました。
次に葦船のチエックです。上架時に前後の端が垂れ下がらない様に上からは前後ロープで引張り下からは木で持ち上げています。
船体のロープは進水の時に最終無理にベースの木枠を引上げて滑らせた為後ろ側のロープがズレてしまっています。これだけは直しておかないといけないですね

マストは完成しています。
港橋広場公園ではの製作が進んでいます。カヌートレック四万十塾(http://www.40010.net/)の塾長の木村とーる氏が中心となりカナディアンカヌーのパドルの特大版を製作中でした。
見る迄はと考えればdの文字のように片側に支点があるものなのですが、今回は風の無い時は櫓を漕ぐ様にして進ませるとの試みでパドル方式にチャレンジとの事です。
片支点ならば水流で押され抵抗は少ないと思いますが、中央支点の場合捻りの無いプロペラ状態になりますから帆走時の舵きき及び抵抗がどうなるか結果を楽しみにしています。
作業中に裏表ひっくり返すだけで4人掛り!!
漕ぐ為にどれだけ力が要るか想像がつきませんが、野生人仁さんならば軽々かもしれません。