回航の疲れが残ったまま 長年行きたいと思っていた熊野大花火大会に仲間のヨットで行ってきました。
毎年開催日時がお盆の休み明けで、なかなか行く機会を逃していました。
陸路では渋滞で熊野に辿り着けない事も良く聞きます。
時間は掛かりますが、渋滞知らずの海上からの熊野入りです。
メンバーは長年のヨット仲間で今回のヨットオーナーの柴原氏・伊勢志摩エバーグレイズオーナー 松本氏・海女ダイニングあづり オーナー剣山氏・冒険家 石川仁氏・と私の5名です。
45fの大型ヨットですので、十分な余裕があります。
給油を済ませ9時にマリーナ出港です。途中浜島漁港に寄り大量の氷を飲み物の為に購入
志摩から熊野迄は約40海里 7時間で予定で遅くても5時には到着すると考えていました。
予報の風が気になっていましたが、沖に出ると予報通り風が強くなってきました。
風速10mで真正面から吹いています。おまけにうねりも大きくなり3m!!
後方にボート・ヨットが同じ様に熊野を目指していますが、途中引き返す船もありました。
熊野の浜は堤防等が無く外洋に面していますので、うねりがそのまま入ってきます。
この状態では花火見物どころではありませんが、夜には風が収まる予報を信じて走り続けました。
正面からの波で思った様に艇速が伸びません。
途中急にエンジンがアイドリング回転になりスロットが反応しません!!
私と仁氏が揺れるキャビンの中に入りエンジンチェックです。デッキ上ではオーナー柴原氏がセールUPの準備です。
エンジン部のアクセルスロットの結合部が外れてしまっています。とりあえず針金でスロットを固定して応急処置完了です。エンジン回転を落とすには再度スロットの針金を緩めなければなりませんが、道路と違いますのでこれでも十分です。
仁氏も回航のトラブルの経験が役立ちスムーズに二人で対処できました。
到着は予定より2時間遅れの19時で ギリギリ間に合いました。
海上が荒れていた為 海上は10艇程のヨットとボートが数艇で非常に空いている海上でしたので、うねりが残っている事からアンカリングよりも走らせていた方が揺れも少ないと判断して微速でぐるぐる回る事にしました。
普段は尾鷲方面等から家族を乗せた漁船が多く集まり走り回るスペースは海面に残っていないとの事ですが、今日の海面はボートでは出船する事を諦める程の荒れ方だったでした。
こんな時はヨットの耐候性の高さがありがたく思う瞬間です。
花火大会が始まりました。
大玉の花火が連続で上がり続けます。普通の花火大会のようにポン ポンと順に上がるのでは無く 全てスターマイン状態で上がるのは圧巻です!!
各プログラムの最初も 通常プログラムの終わりに上がる大きな連続花火からスタートです。今迄見て来た東海地方の花火とは桁違いのスケールです。
一番見たかったのが 三尺玉海上自爆です!! 海上では陸のアナウンスは聞き取れませんので、プログラムを見て判断するしかありません。
一瞬静かになったと思ったら 一気に三尺玉海上自爆です。 やはり凄い!! これだけでも9時間掛けて来た甲斐がありました。運良くiPhoneで撮影していた動画にも収める事が出来ました。
最後の鬼ケ城大仕掛けは 岩の反響音が地響きの様に聞こえ凄い迫力です!!
一部最後の部分中心の動画ですがご覧下さい。
帰路は風・うねりも段々収まり追潮の助けも有りスムーズに6時間で志摩に到着しました。
来年もスケジュールを調整して行きたいと思わせる 長年の夢だった熊野大花火大会でした。
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