2011年2月1日火曜日

散骨相談が葬儀相談に

散骨の提携社からのお客様が、会って説明頂きたいとの事で日曜日にお会いしました。
ご主人が入院されており 奥様より散骨の相談を承りました。
散骨の仕事を始めてから生前の相談はありませんでしたが、今回は初めての生前での相談でした。

生前のご相談となれば全体の流れとして葬儀の内容等も含まれてきます。奥様と子供様のほんとの少人数で、僧侶を呼ばない自由な形での葬儀がご希望でした。私は子供を亡くして喪主の経験もありセレモニーホールの設計等も携わっていますので、消費者と葬儀社の中間的な立場で葬儀についてはお話しさせていただきました。
葬儀関係の本をお読みになりとても勉強されている方で、なかなか自分の考えているプランが提案されないとの事でした。現状での葬儀プランは通常の葬儀・家族葬・直葬と大まかに3つのプランですが、希望されているのは直葬に近い家族葬ですので通常のプランにあてはまりません。自分の理想としている葬儀の形がある方には マニュアル通りの接客でお客様に満足していただく事は無理でしょう!!  案外消費者の方が考え方も含め進んでいるかもしれません。

散骨については散骨のムービーをお見せしながらご説明しました。2.3名との事でしたので、個人散骨4名様プラン利点をご説明しました。
キャビン付きクルーザーと違い豪華ではありませんが、漁船タイプとなっていますので海上でのセレモニー時の船の安定感は一番となります。船の長さも11.5mありますので、移動時は後ろのベンチでセレモニー時は広い前部で行います。天候の良い時はオープンカーの様な開放感と季節を肌で感じて頂けます。

この艇の一番の利点は側面が低いので、私の散骨式の1番の思いである海面の近くでご遺骨を優しく海に放つ事が出来る事です!!


海面に近いといっても小さなボートでは 安定が無く潮に流されやすくお客様の居場所もありません。11.5mの長さと漁船タイプの安定があってこそ実現できます!!

下記の写真の様な ボートの後部において海面近くで散骨している写真を良く見かけますが、鏡の様な海面でない限り船に慣れていない方意外は無理です!! 当社のキャビン付きクルザーでもお客様の安全を考えるとこの行為は一番落水の危険もあり希望があっても実施致しません!!  あくまでもイメージ写真と考えて頂いた方が良いと考えます。


お客様にも 海面の近くでご遺骨を放つ事の優しさをご理解頂きました。
収骨時には前ブログUP分の全収骨の勧めをお話ししてご賛同頂きました。
散骨式には音楽では無く 自分の歌で葬送したいとの事でした。

志摩海葬では お客様のご希望に添った真心を込めた手作りのセレモニーを実行して行きます。
生前のご相談は人が亡くなられてからの全体でお話が出来ますので、勉強になりありがたい事です

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