2011年4月25日月曜日

ホームセンターの材料カット

建設業においても重宝するのがホームセンターです。
現場が始まると 職人さんが聞いてくる質問ホームセンターとコンビニの場所ですので、監理者は把握しておかなければなりません。

ベニア等のカットは大変急な時は助かるのですが、大部分のホームセンターの担当者が素人なので、直角を出すカットの工程を知りません。

何度かクレーマー?? になり立ち入り禁止の作業場に入って自分で機械操作した事もありますが、どこも勝手には作業させてくれません。

ベニア板を立て掛けてカットする機械のパネルソーでのカットです。


正しく使えば直角に材料を切断できますので、本当の職人が少なくなりつつある注文家具業でもパネルソーが無ければ家具が作れない位の最低限必要な機械です。
逆に素人でも要領が後数点の専用工具があれば そこそこ迄の化粧板の家具ならば製作が出来てしまいます。

売っているベニアですが、正しくは四隅全て直角が出ている保証はありませんのでプロの世界では数ミリカットしてから90°倒して再度数ミリカットします。
この工程をする事により確実な直角が出た材料となります。
しかし1カット単位の価格の為カット数が増えてしまいますが、隅をカットする意味を話しても店員さんにはなかなか理解してもらえません。

寸法においてもストッパーは手作業ですので、日頃使っていないと微妙なミリ単位の目盛りを毎回同じ位置に固定する事は不可能です。
同じ寸法の板をカットする場合は 1度で終わらせない限り誤差が生じる可能性は大となってしまいますので、カットの順序を考えなくてはいけません。
単体での使用には1mmの誤差はなんとかなりそうなのですが、箱を作る場合の1mm誤差は許されません。

ホームセンターのカットサービスで そこまで要求する方が間違っているかもしれませんが、現在ホームセンターではプロ相手に営業活動をしている事からも 少しの注意で正確なカットが出来るのですから商品を売るだけでは無く、その他のサービス迄プロの要求に答える事が本当のサービスと思います。

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