2011年3月29日火曜日

3月27日散骨式

26日の予定のお客様が強風の為翌日に変更して頂きましたので、初めての1日2組様の散骨式となりました。
2組様共名古屋からで、一組様は近鉄で来られましたので鵜方駅迄送迎です。
どちらも事前にご説明に伺って 海面の近くで優しく散骨をご説明して賛同して頂き 人数も5名(子供3名)と2名様でしたので、漁船タイプの散骨艇での散骨式です。


昼頃より少し風は収まる予定でしたが、予想程収まりません。北の風でしたので、散骨地迄は横からの風で正面から波のしぶきは多少避けられると予想しての出港です。
湾内は津波による被害で 筏・網等が、普段の位置から移動していたり無くなっています。

湾口を過ぎ外海に出ると風が強くなり細かな波も高くなってきます。散骨地点迄は風に吹かれますので快適とはなりませんが、船を止めれば漁船タイプの為揺れも少なく安定していますので、理想的な散骨式ができます。
こんな時はキャビン付きの船は重心も高いので、完全に船を止めてしまうと揺れも激しく少し船を微速で走らせながらの散骨式となってしまい こちらも揺れで安定しないお客様に神経が行ってしまい なかなかゆったりとした散骨式の進行が出来なくなってしまいます。

一組目のお客様は大人2名・子供3名様の散骨式でした。
子供さんの乗艇はこちらもより神経を使います。

海面近くで、優しくご遺骨を放って頂きました。



漁船タイプは完全に停船しても横からの潮を受けながら安定しながら流されて行きますので、船よりも軽い献花の花はゆっくりと潮に流され徐々に1列になって遠くに流れて行きました
今回は大成功でした!!






二組目のお客様は 親子で2名様の散骨式でした。
身寄りの無いお知合いの方の散骨でしたので、火葬場で私も一緒に収骨に立ち会い 全収骨して頂けました。
エンジンを止め 風と波の音だけの静かな散骨式です。





やはり海洋散骨はご遺骨の量が多い方が良いと思います。
全収骨の薦め の記事もも是非ご覧下さい。
http://simakaisou.blogspot.com/2010/10/blog-post_11.html




今回も志摩海葬の献花のセレクトはお客様に大変満足して頂けました。
3月季節の花として わすれな草・スイトピー・椿・ハーデンベルギアを取り入れました。小さな花びらなのですが、わすれな草をお客様が気付いてこちらはビックリでした。花に詳しいお客様が多くおみえになり こちらも嬉しく思う瞬間です!!



献花
3月季節の花・・・・わすれな草(白)
              *わたしを忘れないで・誠の愛
          スイトピー(ピンク・グリーン)
              *門出・繊細・優美・永遠の喜び
          椿(侘助ピンク)
              理想の愛・謙虚
          ハーデンベルギア(小町藤)
              *過去の愛・奇跡的な愛



その他の花・・・・・水仙(白)
神秘・謙虚
          ネコヤナギ
*努力は報われる
金魚草(ピンク・黄)
*予知・推測・仮定
葉牡丹(白・ピンク)
*物事に動じない
デンファレ(アンナ) 
*有能・わがままな美人
ストック(白・紫・貴)
*思いやり・単純・豊かな愛・永遠の美しさ
スプレーマム(白・黄)
*私はあなたを愛する
バラ(クリーム・オレンジ)
*愛情・新鮮
アルストロメリア(オレンジ・白・紫)
*未来への憧れ・エキゾチック
カーネーション(マーブル)
*感動・純粋な愛情
ガーベラ(オレンジ・ピンク・黄)
*我慢強さ・究極美
スターチス(ピンク)
*かわらぬ心・知識
オンシジュウム
*遊び心・印象的な瞳







リースも2組別の物を作りました。




リース1・・・ ネコヤナギの枝とジャスミンのつる(土台)
       デンファレ(アンナ)
       スプレーマム(黄)
       ストック(白・ピンク)
       ガーベラの芯(オレンジ)
       ササバルスカス
       ミスカンサス
リース2・・・ ネコヤナギの枝とジャスミンのつる(土台)
       デンファレ(アンナ)
       スプレーマム(白)
       ストック(白・クリーム)
       ガーベラの芯(赤)
       ササバルスカス
       ミスカンサス



私の家の庭には桜の木がありますので、桜の花びらでの献花も素敵かなと考えています。


3月の花わすれな草の由来

       ドイツの伝説が名前・花言葉の由来



昔恋人同士の騎士と乙女がドナウの川岸を散歩していた
乙女は川面を流れる一束の青い花を見つけそれを欲しが
った。恋人の願いを叶えようと騎士はすぐに川に飛び込
んだが、流れは思いのほか早くあおい花に手が届いたとき
騎士は急流にのみ込まれてしまう。
重いよろいで体の自由がきかない騎士は自分が助かる見込み
がないことを悟り最後の力を振り絞って、恋人に花を投げ
ながら「わたしを忘れないで!!」と叫び、流れに吸い込まれて
しまった・・・・・
乙女は騎士との約束を守り生涯その花を髪に飾りつづけたと
言う。
フランスでは友情のシンボルとされている。

2 件のコメント:

  1. 読んでいて、目頭が熱くなりました。
    花言葉を知るとより献花の意味が深まりますね。
    お骨の量のことなど、知らない情報も勉強になりました。

    写真ものせて、丁寧に書かれているので、散骨のイメージがしやすいですね。

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  2. 吉川ひとみさま
    コメントありがとうございます。
    散骨に必要な条件は きれいな海と故人と共に海に溶込んで行く鮮やかな花びらと思いますので、花のセレクトは毎回悩みます。
    HPだけでは散骨のイメージをしていただくのは無理と思いブログをはじめました。使用している船は豪華ではありませんが、条件の難しい海上で故人様とのお別れをいかにお手伝いできるかといつも考えています。家族葬専門葬儀社様のように弊社も散骨業の中でも家族専用散骨業と考えています。

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