2011年6月18日土曜日

船の節電

この夏は節電を皆さん考えていると思います。

船についてもバブル期頃から船の大型化が進んできました。
ヨットにおいては25年以前は平均が25Fだったのが30Fとなり現在では32F位が平均となりました。

大きくなれば船内にも余裕がでますので、エアコンを完備したヨットも増えてきました。
船のエアコンの大部分は車の様にエンジンを利用してコンプレッサーを動かす方式では無く 大型の船は発電機を搭載してエアコンを作動させています。32F位のヨットでは発電機を搭載すれば船内も狭くなりますので、係留している時だけ陸電よりエアコンを作動させます。
発電機を搭載している船も 係留中は発電機の音もうるさく燃料も使いますので、やはり陸電よりエアコンを作動させています。

私がいるマリーナでも以前利用していたマリーナでも夏になると特に人の集まる土曜日〜日曜にかけては 電気使用量が増えてメインのブレーカーが落ちたり・電圧が90V以下になりエアコンが止まってしまう事が頻繁に起ります。

エアコンの他にもプロパンのガスコンロだけだったのが、電子レンジを搭載している船が増えたり 係留している場合は全ての電気をバッテリーからで無く全て陸電より得ていますので、1艇あたり結果ワンルームマンションと同じ位の電力を使っている事になります。
冬場も温風ヒーター等を使いますので、同じ様な事が頻繁に起ります。

今年の1.2月も夜中に電気が落ちて寒くなり目を覚まし 電気のメインブレーカーを上げに行く事を何度か経験しています。

ロングクルージングを考えると 全てを船のバッテリーの12Vを利用してと考えますので、たとえば扇風機にしても12Vで動く機種を選ぶのですが、クルージングをされる船が少なくなった事もあり 手軽な100Vで動く家庭用を船に持ち込む方が多いのが現実で、ホームポートに泊まっている時は快適なのですが、陸電(100V)を得られない場所に行くと一気に不便になってしまう船が最近は多いと感じています。

私の考えは古いかもしれませんが、やはり陸電が引けない場所でも快適に過ごせる様に 12Vを使用する事を前提とし艤装する事が船の基本と考えます。

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