2010年11月11日木曜日

葦船プロジェクト 祭りの後

11月6日入港式の途中でホームポート志摩帰港 ありがたい事にえびす町内会の皆さんに一緒におかげ参りを誘われていましたが、五十鈴川の水深も桑名の長良川と同じ水深が浅く入港時に水深3.3m本日大潮で干潮時刻11時と 長良川の座礁が脳裏にと同時に回航時間も海面の状況にもよりますが、4時間と想定して午後から出港しては日暮れ前 おかげ参りをしていれば夜の海を走るか明日回航になってしまいます。今日の海は穏やかですがはどうなるか判りません!! 昔から難所と言われる大王崎沖 晴れていても東が吹けば大荒れです!!
進水式の前日の名古屋港に回航時も東の風で大変でした!! 志摩の知合いの船の整備屋さんに後日話をした所 同じ日に志摩より鳥羽に回航予定でしたが、海況を見て中止したとの事で「よく行ったなーー」唖然とされました。プロでも中止する程ほんとに大変な海況でした。
志摩へは順調に航行でき三時間で到着!! 途中大王崎沖では葦船も伊勢湾で無く大海原太平洋で、帆走させてあげたかったなとつくづく思いました。
神社港に車をとりに午後4時過ぎに到着 葦船には誰も居ません!!  寂しげな夕日の中ユラユラと波に揺れています。私にはひかりちゃん「さみしいよ〜〜!! 置いてきぼりにされたよ〜〜!!」叫んでいる様に見えました。こんな状況では帰るに帰れません!!これが最後と思い動画を撮影しました。最初は離れた所から全体を撮影しましたが、細部迄残しておこうと船に上がり接写で移動し全てを収めました。






数日の航海でしたが、ひかりちゃんは帆船としての風格が漂っていました!!
デッキ部のも一部ぼろぼろになりロープも潮で変色しています。
光の広場の時のデッキ画像


船首が少し歪み 風が無い時の曳航の為沈んでます。

ヨットを長年趣味にしてきた私にはどうしても納得のできない事がありました。
帆が上がったままなのです。入港式の時は風も無かったので、皆さんに帆を上げた姿を見て頂きたくて上げたと思いますが、入港式の終わった後は帆を下ろしてあげるべきでした!! 途中風が吹いたら船体・舫ロープ等に負担が掛かります!!  帆を繋いでいるロープが切れ見学者が船の上にいたら怪我される場合も考えられます。船の世界では緊急時以外には人の船に手を出しません!! し 出せません!!  例として着岸の時に岸の人にロープを受取って舫って頂いても再度自分の手で舫う事がルールです。自分の船は自分で守るこれがです。舫ロープだけは知らない方が乗船して足を絡ませて転んでもいけないので、葦船ひかりちゃんに敬意と労い気持を込め私の手で舫をやり直し 帆の件をスタッフに連絡して日が落ちた神社港を後にしました。

目標を達成して協力をしていただいた何百人と共入港を喜ぶスタッフの方達には陸での行事の参拝もありしかたない事と思います。
それよりもこれだけ大きな長期に渡るプロジェクトを成功させた事はすばらしい事と思います。固い結束運と人と好天を呼び寄せ成功に導きました!!
音も無くゆらゆらと海面を進んで行く葦船の気持良さが、代表 佐藤練氏をはじめスタッフには忘れられない思いとなってしまった様です!!  私は佐藤練氏に葦船の一部を使って 少人数でも海面に漕ぎ出せる今の半分位の葦船を作って来年の暖かくなる5月に進水して寿命の半年間めいいっぱい帆走させてあげたらと提案させて頂いています。なんとか二世が誕生するのを祈っています!!  誕生の折には私のホームポート志摩より大海原太平洋でめいいっぱい帆走できる様に協力して行くつもりです。
船好きの私も葦船の帆走姿が目に焼け付いて離れません!!


11月15日(月) PM5:25頃〜 CBCイッポウにて出港式〜入港おかげ参り迄が放映されます!!


0 件のコメント:

コメントを投稿