2011年5月10日火曜日

ドキュメンタリー映画「アレクセイと泉」上映会

昨年の葦船プロジェクトからお付き合いさせて頂いているメンバーからお誘いがありましたので、5月7日上映会に行ってきました。

主催は3月11日の大震災を受けて、現地の復興支援のために設立された名古屋の有志による団体のアースデイジャパンさんです。
現在も石巻市で有志により支援活動中です。詳細は クリック 下さい。


「強い風が吹いた。空がオレンジ色になった。ほこりが舞い上がり、風で塀が揺れた。僕たちはそれについて何も知らなかった」。ベラルーシのブジシチェ村を撮った記録映画「アレクセイと泉」(本橋成一監督)

ベラルーシ共和国ゴメリ州、ロシアとの国境に接するブジシチェ村。1986年4月26日、180キロ離れたチェルノブイリ原子力発電所で起こった爆発事故によって放射能に汚染されたこの村には 55人の老人と小児麻痺の後遺症のあるアレクセイという1人の青年が暮らしている。6千人いた住民は、政府の移動勧告によって村を去り 地図からも村は消し去られてしまった。何百年、何世代に渡って大地を糧に営みを続けてきた彼らの生活は昔と変わらない。村や周囲の森には今も放射能が検出されているのだが、村人たちの心の拠り所となっている百年の泉と呼ばれる泉は、事故以来、一度も放射能が検出されることなく、綺麗な水を混々と湧出している。

映像には放射能汚染に関する事は全く触れられず ブジシチェ村の自然に恵まれた時給自足の通貨もほとんど必要としない平和な人々の日常の風景が流れて行きます。

ふと取引先の方との震災後の会話が脳裏に浮かびました。「東北の方達は震災で大変だろうが絶対に大丈夫!! 恵まれた自然と田畑があるので、食べる事には不自由しない!! 時間が解決してくれる。これから大変なのは食べ物を買わないと生活出来ない我々だ!! 」自給自足によっての人間のたくましさ 自然に対しての謙虚な気持の重要性はひしひしと伝わってきました。

映画の中では映し出されなかった 病気・死等 の暗の部分が最も気になってしまうのは日頃から死に近いところで仕事をしている私だけでしょうか? 2001年の撮影ですので、現在ものどかに生活しているでしょうか?  老人達は? アレクセイは? とても気になります。

監督の本橋成一さんと(映画 祝の島)の監督 纐纈あやさんとのトークライブの中で、監督が語った村民の言葉「泉の水を借りて育ったのなら死んだ時に土に還さなければならない」人間も生き物の一つに過ぎないのだと再認識させられました。

トークライブでは祝の島」の予告も流されました。山口県の祝島で30年間 原発の建設についての反対運動を題材としています。
一度これは見てみたいと思っています。

祝の島」「アレクセイと泉」の上映スケジュールは下記 チェック下さい。
祝の島」     http://movies.polepoletimes.jp/theater/houri/
「アレクセイと泉」 http://movies.polepoletimes.jp/theater/alexei/
 
この上映会でご縁をいただき、ママズハートクラブの伊藤様と知り合いました。
お仕事の 障害者福祉からの目線でこの映画についてブログで語られていますので訪れてみて下さい。クリック 下さい。

アーティストのHirokaさんともご縁頂きました。
5月30日〜6月4日迄 個展「Hirokalor 5.30」が行われます。詳細は クリック 下さい。

HP  http://hiroka-art.com/menu.htmlhttp://hiroka-art.com/menu.html

新たなご縁が始まる事はとても嬉しい事です。

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